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不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款
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大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵(断簡)を出品 | ||||
商品説明(来歴) | 大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を書いてある。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷(不昧公)の正室・方子(よりこ)に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。 | |||
漢詩文 | 原本自筆上部に「我君不遊有深意(わが君の遊ばざるは深意あり)」という漢詩文の落款が押捺されている。この漢詩は「白氏文集」の「離宮高」の漢詩に由来するものです。「若菜・上」の巻では、冷泉天皇が源氏の君の四十の賀にかこつけて、源氏の君の許に「行行」をしたいと思うが、これを聞いた源氏の君が辞退を申し出る。自体の理由は、天皇の行幸には莫大な支出が伴うため、庶民の財を費やすことになるので天皇の行幸をいさめたものである。原文の漢詩は、「白氏文集」の漢詩で、白氏は「天子(皇帝)の人(たみ)の財力を重惜するを美(ほ)むるなり」との名言を残している。源氏の君は、天皇が源氏の君を訪ねるために「世間の迷惑となるようなことをなさいませんように」という意味で語りかけたものです。紫式部は「若菜・上の巻」を書くに際し、漢詩を熟読したうえで原文を書いていることがわかります。 | |||
漢詩の落款の意味 | 原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。 特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。 「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会(ばんさんかい)」とも言われます。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)することです。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。 落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「我君不遊有深意(わが君の遊ばざるは深意あり)」という漢詩文の落款が押捺されている。この漢詩は「白氏文集」の漢詩に由来するものです。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。 | |||
自筆の希少価値について | 自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。上の「拡大断層(MRI)写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。 出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。撮影後、展示のために再表装をしております。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。 | |||
断層(MRI)写真 | 従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。 | |||
寸法 | 「源氏物語」自筆の大きさ タテ21.8センチ ヨコ12.8センチ。額縁の大きさは タテ37.0センチ ヨコ28.0センチです。額縁は新品です。 | |||
「源氏物語」の自筆について | 1・筆跡の分析について 国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。 2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。 「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。 3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。 4・近衛基熙(このえもとひろ)について 近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。母は後水尾天皇皇女女二宮。実母は近衛家女房(瑤林院)。幼名は多治丸。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている | |||
HP | 近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。川中島合戦。沖永良部島民俗誌/柏常秋・柳田国男/昭和29年/時代の推移と共に滅び行く習俗の多いのが惜しくこれを収録しておくことの必要が痛感された
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自筆「源氏物語」の「若菜(わかな)上」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。。@国宝 文物 骨董 原色版 写真集 検索: 支那 青銅器 漆器 瓷器 明代 青花瓷 元青花 唐三彩 白鶴美術館 官窯 民窯 宋瓷 影青瓷 白瓷 図録。朝山意林庵作『清水物語』(上下巻・合本一冊)元禄2年永田長兵衛開版 仮名草子 江戸時代和本 蔵書印「奇石軒蔵書印」。李香蘭 山口淑子 私之半生 検索:満洲映画 満鉄 潘淑華 支那之夜 川島芳子 白蘭之歌 夜来香 抗日漢奸 満洲帝国 袁美雲 陳雲裳 王引 中華民国。新田御一族船田一右衛門宛書状集 新田義貞 船田義昌。築山庭造傳 全 6冊 セット 揃い 帙付き 建築書院。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管 中津 古文書 書状。松本サイ柯『俳諧多識編』(全二冊揃)文政10年序 青雲堂英文蔵版 谷干城旧蔵書か 江戸時代和本 俳諧書 俳書 俳句。諭摺彙存 奏折 奏章 聖旨 漢文古籍 検索:清朝 光緒 唐本 漢籍 支那 玉扣 善本 線装 木版刷 木刻本 筒子頁 殿本 套印 宣紙 白棉紙 内府紅印。豊大万寳古状揃 鱗形屋孫兵衛板。通俗 明治民権の花 板垣退助君言行略 ボール表紙。原鈐印譜 検索⇒金石篆刻 印存 書道 封泥 朱印 雅印 遊印 雅号印 石鼓文 篆印 官印私印 原打印 落款印 支那 唐本漢籍 呉昌碩 鄧石如 斉白石。加茂郡南戸村地引絵図 戸長千賀氏署名黒印。「俳諧名物鑑 : 畫賛 [反故齋果然編] ; 山田清作編輯 米山堂 1930.11-1932.1 稀書複製會, 第7期第1, 12, 15回 雪 , 月 , 華 会報付。禮記草稿 共二册 横山宗良草稿 元治元年季秋。即決 1689(元禄2)年『天文図解 巻3』運気論、中国星座、星図、太陽月 二十八宿、七十二候、日蝕アンティーク、天文暦学書、江戸期和本。文化新撰 狂歌百人一首 六樹園撰 北尾重政画。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵保管 古文書 書状。0032452 琴曲抄 新組入 表裏 2冊揃 松柴清四郎 元禄7年 箏曲 邦楽。1909年 国民 画鑑 図録 検索⇒浮世絵 仏画 絵本 美人絵 明治期 原色版 写真 図鑑 玻璃版 山水画 南画 唐画 写真版 珂羅版 コロタイプ 支那。N21100142○官途必携 巻十明治5年外史局編○器械部灯台 日本灯台並諸標便覧表 新築の灯台灯船浮標礁標 工部省 佐野常民 ブラントン 明治5年。本朝百將傳 全二巻 伊吹權兵衛開板 明暦二年刋 初版傳本。★☆【梅雨交合和開帳】☆★。【真作】「劇場訓蒙図絵」3冊揃 式亭三馬(著) 勝川春英(画) 歌川豊国(画) 和本 古書 和綴じ 木版 y2502。江戸時代の和本「厭蝕太平楽記」全30巻、版本、箱あり、天保年間?真田幸村の軍記物、猿飛佐助初出(忍者として書かれていない)。1933年 熱河画報 改造 検索:山海関 湯玉麟 兵営 鴉片 離宮苑 普寧寺 朝陽 満洲帝国 張作霖 張学良 軍閥 関東軍 総督府 生写真 古建築蒋介石。f24050717〇貫堂存稿 上下2冊揃 岩村八作編 帙入 大正4年 岩村道俊銅像建設記念に重刻されたもの〇和本古書古文書。@昭和28年 木簡集英 検索:支那 美術 書道 書法 考古 漢文 拓本 竹簡 漢簡 甲骨文 金文 金石 篆刻 鐘鼎文 敦煌 碑刻 法帖 拓本 書簡 玻璃版。東照権現十五箇條 キリシタン弾圧史料 慶長18年5月奉行文書。和本 明治 浄土真宗 仏教 三部経御延書 古書古文書 真宗 浄土真宗 近八郎右衛門 式嘆徳文延書 真宗勤行書 執持鈔 浄土文類聚鈔 佛前儀式。華月帖 初刷・極美本 加藤季鷹編 天保七年正月跋刋。北堀江大川水屋仲/文政11年/1828年。(西晋)張華著 周日用等注 李石撰『博物志』(全4冊揃)天和3年藤右衛門梓 江戸時代和本 久貝正典旧蔵書 唐本漢籍和刻本 古代中国博物誌。●文献資料●『井上伯伝』全9冊揃 井上馨 幕末の志士 尊王攘夷運動 明治維新 石版写真版多数 中原邦平 明治40年刊●古書 和本。華厳遊心法界紀。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵保管 毛利 小笠原 古文書 歴史的逸品。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管 巻物 一張弓 宇相是也 正法山紫賜僧開善前住 古文書 書状。送料込み、1789年の江戸時代の和本「慶安太平記」全10巻5冊、写本、慶安事件、由井正雪、幕府転覆計画。源氏の君、39歳から41歳までを描いている。
自筆上部の「我君不遊有深意(わが君の遊ばざるは深意あり)」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」若菜(わかな)上の巻》
「若菜・上」の巻は英文で「New Herbs Part One」と表記されます。
《原本上部に「我君不遊有深意(わが君の遊ばざるは深意あり)」という、中国の皇帝が行幸しないのは莫大な行幸に費やすことを控える徳を讃えた「白氏文集」の漢詩文の落款が押捺されており、この漢詩文は「若菜・上」の原文中から引用されている。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。)
「自筆原本」
自筆下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫(玉映)の落款。
自筆上部のタテ長の印は、「我君不遊有深意(わが君の遊ばざるは深意あり)」は、
中国の皇帝が行幸しないのは莫大な行幸に費やすことを控える徳を讃えた漢詩文の落款。
反対側の印は仙台藩医・木村寿禎の落款
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・幾千姫(玉映)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。
《「源氏物語」若菜・上(わかな)の巻》
《原本上部に「我君不遊有深意(わが君の遊ばざるは深意あり)」という若菜・上の原文中に引用されている漢詩の落款が押捺されている。》
《ひとつさ》・・・・・まに世中をおほ(思)しのたまはぬ御本性なれは、
かゝる方をもまかせて、さこそはあらまほしからめ、と御覧しゆるしつゝ、
戒めとゝのへさせたまはす。
正身の御ありさまはかりをは、いとよく教へきこえたまふに、
すこしもてつけたまへり。
《13-2 夕霧、女三の宮を紫の上と比較》
かやうのことを、大将の君も、
「けにこそ、ありかたき世なりけれ。紫の御用意、けしきの、
こゝらの年経ぬれとゝもかくもゝり出て見え聞こえたるところなく、
しつやかなるをもとゝして、さすかに、心うつくしう、人をもけたす、
身をもやむことなく、心にくゝもてなし・・・《そへたまへること》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。
《「源氏物語」若菜(わかな)・上の巻》
《明石女御(春宮・皇太子の正室)男子を安産にてご出産》
《源氏の君、皇太子と明石女御の若君を大切にする紫の上について明石の君に話をする》
《大将の君(夕霧)、女三の宮(前朱雀天皇の皇女)と紫の上を比較して見る》
《宮(前朱雀天皇の皇女)のもとでは、ただ明けても暮れても、子供子供した遊び戯れに
熱中している女童の様子など、院の殿(源氏の君)はまったくお目障りと
お思いになることがしばしばで》・・・・・あると大将(夕霧)には思われる。
けれども、宮(前朱雀天皇の皇女)は、世間のことを一律にお考えになったり、
おっしゃったりはなさらぬご気性であるから、こうした向きのことも自由にさせておいて、
ああしたことをしていたいのだろう、といつも見て見ぬふりをなさっては、
ご注意なさったり、お直しになったりするようなことは一切なさらない。
ただ宮(前朱雀天皇の皇女)ご本人のお身だしなみばかりは、まったく熱心に
お教え申しあげなさるので、院の殿(源氏の君)は、多少は気をつけてなんとか
とりつくろっていらっしゃる。こうした事情をごらんになって、大将の君(夕霧)も、
(夕霧)「なるほど宮(前朱雀天皇の皇女)のような難のない女というものは、
めったにない世の中であるよ」
としきりに感心される。
それにつけても紫の上のお心づかいといい、お身だしなみといい、これまで長い年月を
経ているが、何かと人の目にふれたり噂に立てられたりするようなこともなく、
まず第一に静かに落ち着いていらっしゃると大将の君(夕霧)には思われる。
それでいてお心やさしく他人をないがしろにすることなく、ご自身をも大事になさって
奥ゆかしくふるまって・・・・・《いらっしゃる》
備考・女三の宮(前朱雀天皇の皇女)と紫の上(桐壺天皇の兄、式部卿の親王)は、従姉妹関係の皇族にあたる。
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。
禁裏(京都御所)で書かれたものです。
《New Herbs Part One(若菜・上)》
He did, however, give some attention to training the princess herself,
and she was beginning to seem a little less heedless and immature.
Not many women, thought Yugiri, were perfect.
Only Murasaki had over the years seemed beyond criticism.
She had quietly lived her own life and no scandal had touched her.
She had treated no one maliciously or arrogantly,
and had herself always been a model of graceful and courtly demeanor.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《若菜・上》
但他的本性,世事不固己,因此听任些女童自由取,
以既然喜此游,亦自深可原,
故并不加以斥或。惟有于三公主本人的止言行,
十分用心教,因此三公主也了。
夕大将看到此情状,想道:“世完全无缺的女子,
真正不易多得。只有那位紫夫人,不在性情上或上,
多年以来,一向不曾被人看出或听到一点缺陷。
的本重着,心地温良。大正2年再版。。f24042105〇続瘍科秘録 全5冊 本間玄調 彩色木版画20丁以上 全巻表紙なし 安政6年〇和本古書古文書。@1924年 天方性理 馬福祥題字 検索: 支那 中華民国 軍閥 蒋介石 閻錫山 馮玉祥 孫文 国民党 生写真 古建築 総督府 汪精衛 軍事地図 満州国。百人一句 雲亭麻陵輯並彫 文政八年刻成。1897年 皇国小史附図 検索:武道 武具 装身具 馬具 兵器 武器 刀術 剣術 範士 兵法 兵書 傳書 戦陣 甲冑 鎧兜 弓矢 弓道 支那 武士道 殺人剣。@1907年 女子外国新地理 検索:支那 唐本 漢籍 唐物 戦前風景 阿片 清帝国 総督府 朝鮮 台湾 満州 事変 清朝 生写真 図版 古建築。文政三年加州武鑑 矢野倉方昌記 天保四年三月。☆E0003和本江戸文化3年(1806)東洋医学「古方便覧」乾坤2冊揃/六角重任/吉益東洞/絵入古書古文書/木版摺り。幕末 司馬遼太郎 1973年4月25日 発行。@1939年 中支景勝写真集 検索: 支那 中華民国 軍閥 蒋介石 閻錫山 馮玉祥 孫文 国民党 生写真 古建築 総督府 汪精衛 軍事地図 原色版 図版。枯崖円悟『枯崖和尚漫録 全』(全3巻1冊)宝永4年 長村半兵衛刊 中国宋代禅門逸話集 江戸時代和本 漢籍 唐本 和刻本 禅籍。1927年 日本童謡集 初版 西條八十 初山滋画 検索:吉江喬松 谷崎精二 広津和郎 川路柳虹 日夏耿之介 秋田雨雀 芥川竜之介 有島武郎 宇野浩二。光琳漫画。群書一覧。新撰 戯子名所圖會(やくしゃめいしょずえ)三巻合本。長谷川伸旧蔵書 山田俊蔵・大角豊次郎著『近世事情』(7冊セット=初編-三篇)明治7年刊 明治時代和本 幕末-明治初期の内政・外交関係など。永峰秀樹訳『欧羅巴文明史』(全14冊揃)明治10年 フランス歴史家ギゾーのソルボンヌ大学講義録訳出 明治時代和本 牧治三郎旧蔵書 西洋史。1937年 衛藏通志 初版 検索:新文学 新文化運動 白話文 中華民国 西藏地方誌 乾隆年 清朝 考証 疆域 山川 程站 喇嘛 寺廟 番目兵制 鎮撫支那。h∞ 明治期 旧金銀貨幣価格表 18丁 明治7年 和本 古書 /A06。栄松斎一寿撰 文松斎一僊画『遠州流 挿花四季園』(全4冊揃)文化10年千鐘房 花道 華道 生け花 江戸時代和本 中国古花器多数。邪法宗門本朝由来記 南蛮国・バテレン・破天連。俳書 蘆陰集 蕉門俳諧 蘆陰舎竺斎(百堂)編。【売切り屋】学問ノススメ 六編 福澤諭吉 明治7年 官許出版 学問のすすめ 福沢諭吉 古書和本。1940年 生写真 雲南省 昆明 中華民国 旗袍 支那美人 伝統服 漢服 西南聯大 蒋介石 国民政府 軍閥 蔡元培 督軍 龍雲 鉄血共和 本物 当時物。清朝 木版水印 花箋 秀文齋 周少白 漢文 古籍 唐本 漢籍 支那 玉扣紙 善本 線装 木刻本 筒子頁 殿本 套印 宣紙 白棉紙 清朝 内府 石涛 徐渭。古資料 庭訓往来具注紗 天保5年発刊(Ⅴ055)。1914年 御即位式写真帖 検索:神職 礼正殿 支那 中華民国 大総統 袁世凱 蒋介石 関東軍閥 憲兵 国民党 督軍 天皇 満洲 総督府 張学良 古建築。酒造秘書 寫本 奧書/寛永元年甲子六月十五日。1938年 支那事変 画報 中華民国 軍閥 旧日本軍 関東軍 蒋介石 閻錫山 馮玉祥 国民党軍 生写真 古建築 総督府 汪精衛 南京 満洲 蘇州 盧溝橋。@満洲名所写真帖 100図 検索: 中華民国 軍閥 蒋介石 古建築 生写真 馮玉祥 支那 国民党 総督府 汪精衛 GHQ 禁書 台湾 朝鮮 妓生 関東軍部。1929年 支那 旅行通 検索: 支那 中華民国 軍閥 蒋介石 閻錫山 馮玉祥 孫文 国民党 生写真 古建築 総督府 汪精衛 地図 GHQ 禁書 風景 図版多。本 「古時計」 塚田泰三郎 本田親蔵 共著 東峰書房 古本 (22_10308_15)。初版 中世の関所(畝傍史学叢書) 相田三郎 2.000部限定。喜多村信節『嬉遊笑覧』(全18冊揃)明治15年 我自刊我書屋/甫喜山景雄刊 江戸時代の文化風俗全書 明治時代和本(和装活字本)。非常時国民全集・7冊/非売品/昭和9年/陸軍偏・林銑十郎・東条英機/海軍編・加藤寛治/航空編・杉山元/生活編・外交編・経済編・産業編。山分(二河白道鈔)。【華麗・細密!明治期全頁彩色歴史画!】古兮圖※落丁無 検合戦国武将軍武者絵入浮世絵本天皇朝廷三国志関羽孔明仏教骨董古書籍日本中国朝鮮。渡邊崋山肉筆疱瘡繪 鍾馗圖。大坂四組町名一覧。袁中郎流挿花圖會 前編/巻二~巻六(尾) 東雲齋黄雀・祥雲齋秀英他著。磯まくら 冥々 乙人 東北俳壇 俳諧 俳書。1935年 孔子廟堂之碑 検索: 柯羅版 玻璃版 原寸 支那 原拓片 北魏碑帖 法帖 法書道 印譜 漢籍 善本 古墨拓 碑刻石 瓦当 金石 篆刻 唐本拓本。@1919年 何紹基 石門頌 禮器碑 何子貞 有正書局 唐本漢籍 検:碑帖 本拓本 墨拓 原拓 碑刻 法帖 魏碑 珂羅版 支那 法書道 篆刻 印譜 王羲之。木版画図版集「新東京百景」 昭和3-7年作品 平凡社 送料無料。☆E0031和本江戸天保3年(1832)大坂の陣写本「厭蝕太平楽記」全35巻16冊揃/真田幸村/古書古文書/手書き。支那 美人 鴉片 阿片 15cmX11cm 白黒 検索: 生写真 中華民国 旗袍 大煙館 洋行 憲兵 巡捕 租界 老照片 相片 当時物 日中戦争 満州事変 妓女。尊圓親王芳跡。蒐集家のコレクション 村上金次郎 軍事郵便 レターパックライト可 0501Q7h。董其昌 書道法帖 検索:墓誌銘 支那 印譜 法書金石篆刻 印存 王鐸 呉昌碩 原拓本 張瑞図 董香光 黄庭堅 趙子昴 珂羅版 玻璃版 米元章 王羲之。【全17巻】 明治11年「明治新刻 日本政記」 合本4冊 大郷穆 東生亀次郎 和本 木版色摺古地図多数 資料 日本史。張瑞図 許友 書道法帖 唐本漢籍 検索:墓誌銘 支那印譜 法書金石篆刻 王鐸 呉昌碩 原拓本 王羲之 董其昌 黄庭堅 趙子昴 珂羅版玻璃版 米元章。信濃國伊那郡上新田村宗門人別御改帳他。蝦夷休明光記 羽太正養。★0166和本江戸安政4年(1857)序呪い護符「呪咀伝受袋」全1冊/絵入古書古文書/木版摺り。甲賀流忍術・戦闘・諜報・捜査・必携/福山松翠/昭和28年/万川集海・軍用秘記其他の忍書や古老の言い伝え等を合せ解剖整理して編集したもの。関宿藩領関宿江戸町古文書河川関係●1873年 デレーケ氏柴工水刎 全 26丁 下総国東葛飾郡関宿江戸町 現在の千葉県野田市 221010。戦前1935年/看護婦免状/警視庁古文書 検索:本物/当時物/公印/朱印/戦地/赤十字社/ドライスタンプ/鋼印/生写真/免許/戦時許可証/原本。曽我物語 全十二巻の内 巻二・巻三・巻四・巻六~巻十二 正保頃刋 献上本。浄瑠璃本 義仲勲功記。書簡 小宮山楓軒 加藤松羅(又衛門)宛て。1932年 満洲国承認写真帖 検:支那事変 中華民国 関東軍閥 蒋介石 張作霖 溥儀 帝国 生写真 古建築 総督府 汪精衛 軍事地図 鄭孝胥 老照片。俳諧 其傘。@台湾県誌 検索:台北州 台湾征伐 国姓爺 鄭成功 総督府 漢文 支那 国民党 基隆州 木版画 台湾府 図版 新竹州 花蓮県 清朝 生写真 唐本漢籍。新撰彫物画譜 小島勝美画著 彫刻。霊飛経 朱印 宣紙 光緒年 検索:木版 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 彫版 刻経 玉扣 木刻 写本 套色印 白棉紙 清朝経書経。0032293 三国名勝図会 全5冊揃(本4+索引1) 原口虎雄・監修 青潮社 昭和57年 薩摩国・大隅国・日向国 定価6万円。1920年 近代支那史 検索:絵本 挿絵 絵図 太平天国 義和拳 白蓮教 鴉片戦争 乾隆帝 康煕大帝 大清帝国 西藏 生写真 古建築 紫禁城 故宮 清朝。絵本堪忍記。艶道通鑑。尚古山房 黄山谷法書 黄庭堅 検索⇒ 書道法帖 支那 印譜 法書 金石篆刻 王鐸 呉昌碩 原拓本 摩崖石刻 董其昌 趙子昴 珂羅版 玻璃版 米元章。勧施救荒。春興噺萬歳 巻之一・巻之二(全五巻内)。今古実録 真田三代記 全十五巻 一惠齋芳幾画。西国三十三所観音霊場記。1933年 文徴明 書道法帖 検:碑帖 拓本 墨拓片 原拓 漢碑刻 書法 北魏碑 珂羅版 支那 善本 篆刻 印譜 唐本漢籍 王羲之 石門頌 真賞齋 楷書道。貞享五年御用番文書 戸田山城守・稲垣安藝守他 貞享五年。漢文写本 唐本漢籍 検索:八股文 清朝 線装本 毛筆 肉筆 古籍善本 科挙 木版 殿試 武英殿本 聚珍版 進士 紅印 彫版 支那 真筆 筒子頁 玉扣紙。☆E0170和本文久元年(1861)「宗門人別改帳ほか」4冊/甲斐国巨摩郡一町畑村(山梨県)/古書古文書/手書き。京山人序 歌川景松他画『浮世画手本』(全3冊揃)天保7年序宝玉堂刊 明治時代和本 彩色木版画譜 絵手本 浮世絵 錦絵 博物図譜。信州筑摩郡塩尻領大川村宗門御改帳他。呉昌碩印譜 印存 西澪印社 検索: 封泥 篆刻 金石印 金文 石鼓文 雅号印 雅印 古璽 支那 官印 私印 朱印 秦漢印 鄧石如 呉譲之 張瑞図 遊印。近江國大津 奉掛御寳前 繪馬 戦国武将絵馬 願主/大津住/欲賀勘兵衛 寛文十三年正月十八日。送料込み、江戸時代の和本「信州川中島五戦記」全5冊10巻、写本、1巻に虫食い染み少しあり。
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